連載ノンフィクション『妖花』
2007年 04月 30日
■天気が良かったので、久しぶりに天王洲アイルまで歩いた。10分ほどの距離だが、極めて人工的な空間なので、ぼくにはあまりなじめず、こちらに足を伸ばすことはすくなく、旧東海道のほうに足が自然に向いてしまう。
途中にフジテレビ別館と日本航空の本社ビルがある。フジテレビ別館には例の「あるある大事典」で問題になったフジの子会社「テレワーク」がはいっている。日本航空もいろいろと問題をかかえているようで、一頃の「超優良企業」が嘘のようだ。
■明日5月1日発売の総合雑誌『論座』(朝日新聞社刊)に拙作の連載ノンフィクション『妖花』の第一回が掲載される。写真のようなものです。興味のある方はぜひ読んでみてください。
昭和初期、日本の芸能界に彗星のように現れ「モダンガール」「イット女優」「妖花」「スキャンダル女優」などといわれた竹久千恵子の半生に迫るものです。竹久千恵子は06年9月、94歳でハワイ島で大往生をとげました。「暗い」といわれる昭和初期、鮮やかな閃光を描くように出現した異色の女優です。