コラム


by katorishu
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

新種の「ネット詐欺」に注意

 5月10日(木)
■SANS Internet Storm Centerは5月8日、殺し屋からの殺人予告を装ったメール、通称「419 death threat」が出回っていると警告した。
「俺はお前を殺すよう、金で契約を結んだ。お前には会ったことはないが、特徴や個人情報、連絡先、写真は入手している。俺の部下が常にお前を見張り、殺人の指示を待っている。警察は何もしてくれない。警察に連絡を取ろうとしたら、即座に殺す。電話も盗聴している。唯一生き残る道は、このメッセージを受け取ってから24時間以内に俺に連絡を取ることだ」というもの。

■とにかく「返信しないこと」で、返信しなければ今後も単にスパムが送信されてくるだけだが、返信してしまうと無視するのが非常に難しくなってしまうという。
 新手の詐欺のようである。インターネットの匿名性を利用した悪質な犯罪である。「ふりこめ詐欺」などもそうだが、とにかく人を騙して不当に金銭を詐欺することや人を不安に陥らせることに知恵を働かせる人が増えている。

■ハッカーなどもそうだが、どういう人が試みているのか。以前では考えられなかった犯罪で、便利さの落とし穴といっていいだろう。デジタル化は便利だが、一方でアナログ情報も大事にしていかないといけない。
 携帯パソコンの画面がうまく表示されないので、近くのパソコン売り場にいって修理を頼もうとしてスイッチをいれたところ、画面が正常に表示された。で、直す必要がないと思ってもって帰ったところ、また表示されない。表示されることもあるのだが、表示されないこともある。こんなに不安定な状態では、仕事にならないので、修理に出すことにした。

■見積もりを出してもらうだけで一週間かかるという。 
 携帯パソコンがないので、かなり不自由を覚えている。一種、「動く書斎」の意味もあったのだが。おかげで、自宅のデスクトップのパソコンに向かう時間が増えた。手書きでの原稿書きも復活したが、どうも、まだ調子が出ない。パソコンが一種、脳の記憶装置の一部になっているようで、強く反省したことだった。

■修理に出した携帯パソコンのハードディスクの情報が消えてしまうと、バックアップをとっていないものもあるので、大変な損失である。昨年の夏には、デスクトップのパソコンが壊れてしまい、外付けのハードディスクにはいっていた情報は無事であったが、本体のハードディスクの情報がすべて消えてしまった。こちらには写真などが多くはいっていたので、愕然とした。
 以来なるべくバックアップをとるよう心がけているのだが、便利さになれきってしまう感覚が怖い。今、あらためて紙に印刷されたものなどアナログ情報の大切さを実感している。
by katorishu | 2007-05-11 06:35