農水大臣、またも辞任
2007年 09月 03日
■本日は珍しく早起き。新聞を開くと一面トップに遠藤農水相、辞任へ……の見出し。この大臣は就任当初から「農水大臣は一番なりたくなかったポスト」などといっていた。妙なことをいう人だと思ったのだが、やはり。税金の補助金を受け取る農協関連の組織の長をしていたこと自体、農水相としては失格。疑惑だらけの人と見られても仕方がない。
■旧自民党的な「利権誘導政治」では問題にならない。多くの「弱者」に「施し」をおよぼすのならともかく、まず当人およびそのとりまきに一番多くの税金がころがりこむシステムになっているのだろう。遠藤という議員、これでよく農水相を引き受けたものだ。今時信じられない議員であり、こういう人間をまた農水相につけた安倍首相の任命責任は厳しく問われるべきだろう。
■こんなに大臣の辞任が相次ぐ政権はかつてなかったのではないか。逆にいえば、これほど与党には人材が払底してしまったということだ。日本にはもっと有能で政治家としての資質の豊かな人が沢山いる。解散総選挙の実施を一日でも早く実施して、国会議員にふさわしい知力、指導力、実行力をもった人を議員にしなくてはいけない。