今度は小林参議院議員が辞職、政治とカネは底なし沼
2007年 09月 04日
■猛暑のつづく夏であったので、体力を消耗している人も多いのではないか。9月にはいって、ちょっと涼しくなったときに体調を崩し、高齢者だと不幸な結果……になるケースも多い。本日も知人の夫人の訃報がはいった。みなさん、体調には気をつけて欲しいものだ。
■自民党の小林温参議院議員が辞職と、夕刊のトップに出ていた。出納責任者の違反なので、当然の結果である。議員として居座っても「連座制」で辞める羽目になる可能性があるので、前もって辞めたのだろう。遠藤農水相の辞任についで、またも与党議員のカネにまつわる不祥事である。
■いつまでたったら、政治とカネの腐れ縁が絶てるのか。権力を行使できる地位につく人は特に金銭面ではきれいにしなければいけないのに、権力をもつことイコールカネを自由に左右できること、と勘違いをしている政治家や指導者が多い。公共の役にたち私利私欲でなければ、もちろん権限を発揮してそれなりのカネを動かすことは結構なことだが、そうでないから困るのである。
■今後もひきつづき、国民や世論が日々厳しく見張って不正をさせないようにするしかないだろう。一般人より高い理想や使命感をもった「選良」が、政治を担うべきなのだが、政治家の中には我欲の塊がかなりまざっている。選挙民も選挙民である。なぜ、こういう人間を選ぶのか、理解に苦しむ。
■賭けゴルフ云々がいわれている民主党の横峰議員なども率先して辞めたほうがいい。スポーツや芸能で名を売ったひとが議員になることには、どうも賛成できない。横峰氏はゴルフの人気女子選手の父ということで、マスコミで話題になっただけの人ではないのか。「著名」というだけで、その人に投票することの愚をいつまで繰り返すのか。いやはやである。