コラム


by katorishu
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映画「オリオン座からの手紙」を見た

11月3日(土)
■ラジオドラマ「生き直す」の放送を家であらためて聞いた。脚本を5分の2削ったため、主要人物の心の疎きについて「説明不足」になっていたキライがあった。脚本が思いの外長くなってしまったのは、脚本を書いたぼくの責任である。次回は50分の時間の中で十二分に描ける素材を――と反省する。

■昼間、渋谷で仕事がらみの打ち合わせのあと、渋谷東映で本日封切りの映画「オリオン座からの手紙」を見た。浅田次郎原作、宮沢りえ主演で三枝健起監督作品。旧知の三枝氏の久々の監督作品ということで、見た。丁寧な作りであったが、なにやら額縁の中にはいった絵という印象だった。みんながあまりに「善い人」すぎるのである。映画なのだから、もう少し「冒険」をしてもよかったのではないか。

■昨日、渋谷である本についての取材をした。かなり「泣ける話」であった。そのあと、夜、下北沢で旧知のドラマ関係者の集まり。斉藤とも子さんが、この前の集まりのとき話していた拙作「北京の檻」を読んでくれていて、とっても面白かったとのこと。「今村昌平伝説」も読んでくれていた。「斉藤とも子」は昔のNHK朝のテレビ小説のヒロインである。子供を育てながら女優業をつづける一方で大学院までいって勉強を続けている。

■テレビ小説「風見鶏」のヒロインをやった新井晴美さんも、現在、法政大学で学んでいる。一旦社会にでてから、あらためて学校にはいり直して勉強することは、大いに意味のあることである。知識欲、研究意欲が旺盛な人は話していて気持ちがよい。人はいつになっても「道半ば」であり、死ぬまで「勉強」なのだと思う。
 上杉祥三さんと、かねてからの懸案である「……伝説」のことで、来年、仕切り直すことになったいろいろと忙しくしているほうが、「活性ホルモン」が多くでるのかどうか、性に合っている。
by katorishu | 2007-11-03 23:34 | 映画演劇