コラム


by katorishu
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よいお年を!

12月31日(月)
■大晦日である。振り返って、日本も世界も、自分自身もあまりパッとしなかった一年であったと思わざるを得ない。むしろ振り返りたくない、忘れてしまいたい事件、現象が多かったという気がする。

■で、夢や希望を来年(明日)につなぎたいのだが、良くなる材料はあまり多くはなく、悪くなりそうな材料なら沢山ある。それでも日本はまだましなほうというべきだろう。田中字氏のメルマガで知ったのだが、アメリカで・ロサンゼルスの郊外には、鉄道線路と飛行場の間の荒れ地に、住宅ローン危機で自宅を失った人々のテント村ができており、テントの数は今年7月の20張から、年末には200張へと急増していると報じられている。

■アメリカでは国民の1割以上にあたる3500万人がろくな食事にありつけない状態で、食事を与えてくれる貧困救済施設を利用する人が増えているが、米政府の財政難と食品価格の高騰などによって、今冬は配給できる食糧が不足する救済施設が増えている。世界一豊かなはずのアメリカで、飢餓に苦しむ人が増えているのである。他の国は推して知るべしである。

■このままいくと世界大恐慌の再来も現実味をおびてきた。日本国内では、1月から11月までの11カ月で企業倒産は1万件を突破しているという。特に中小零細企業の倒産が目立つとのことだ。原油や素材など原材料高が経営を圧迫しているようだ。

■サブプライム・ローン問題が深刻化するのは来年の春ごろというから、その余波に見舞われると、庶民の暮らしはどうなってしまうのか。政府はよほど腰をすえて有効で果敢な金融政策を打ち出さないと、大変な事態になる。
 ぼく個人に関しては、来年はそれなりに意味のある仕事にかかわることになるはずだが、それも経済情勢がどうなるかに左右される。多くの人々が憂いなく過ごせる年になって欲しいと祈念したい。

■当ブログ、サッと脳裏をかすめた事柄を、短時間で記すだけなので、たいして深いことも、ためになることも記せませんが、一年間、お読みいたいた読者の皆様には感謝いたします。また、来年もしばしおつきあいくだい。読者あってのブログですので。
 それでは、良いお年を!
by katorishu | 2007-12-31 22:41 | 個人的な問題