やっぱりでてきた中国産・汚染・冷凍食品
2008年 01月 30日
■中国の冷凍餃子に農薬が混入し中毒に――というニュースに接し、やっぱりと思ってしまう。現段階ではどこではいったか不明だが、以前から中国製の加工食品には問題ありとの記事が週刊誌などによくでていた。
■急激な経済成長をとげたこともあって、中国の製造業関係者には未だ日本なみのモラルが出来ていない者が混入しているのだろう。きちんとした基準をもうけ、安全な加工食品をつくっているところも多いのだろうが、なにしろ人口が日本の十倍である。単純計算でも「ワル」は日本の十倍いると考えられる。
■冷凍の「ひとくち餃子」など以前食べたことがあり、それが中国産か国産か確かめなかったが、はっきりいって冷凍食品はうまくない。出来るだけ素材を買ってきて自分で調理して食べるべきだろう。味つけも自分好みにできるし、危険度も少ない。素材といっても多くは輸入品であり、そこに残留農薬そのほかの化学物質が混入している可能性も強く、程度の差はあっても汚染されるのだが。
■簡便で安易に短時間で調理できる食べ物を、できるだけ食べないことが、長い目で見て健康につながっていくはずである。国産だからといって安心はできない。国内にもモラルに欠ける業者が絶えることなく生まれつづけている。基本的にその土地でとれる食べ物を食べるのがいいのだろうが、都会では不可能である。大食いをせず、節食することも、汚染から身を守るために大事なことなのかもしれない。大変は時代になったものである。
■以前、有機農業をやっている人から「風邪をひいたらトンカツを食べるといい」といわれた。最初、どういうことかわからなかったが、豚肉を食べると抗生物質を摂取することになるからといわれ、なるほどと思った。豚の飼料に抗生物質がはいっているので、豚肉を食べると抗生物質が自然に体内にはいり風邪が治るというのである。ブラックユーモアのような話だが、本当のようだ。
■世の中、化学物質が混入した食品だらけである。単品では無害でも複数の物資があわさるとどんなワルサをするかわからない。ただ、動物の一種である人間にも自然淘汰の原則が働くので、汚染された環境にあって汚染された食物をとっても、あまり害の出ない「強い耐性」をもった個体が生き残っていくのかもしれない。
■そんな個体が突然変異を起こして、どんな種にかわっていくのか。考えると怖い。1万年単位の長いスパンで変異していくのだろうが、化学物資の汚染に接しても食べて、どうということもない「人」は、そもそも人と呼んでいいのかどうか。別種の「超人」や「亜人」とでもいった「種」に進化していくのかもしれない。(まったく科学的根拠はありませんが)