コラム


by katorishu
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■「ニューズウイーク」日本版が世界の食糧危機を警告

 5月14日(水)
■「ニューズウイーク」日本版を久々に買った。表紙に「世界食糧危機」という特集の文字が大きく出ていたので、手がのびてしまった。ここ数ヶ月で食糧不足に端を発した暴動が22カ国で起きているそうだ。食糧危機は「気象の問題」ではなく「政治の問題」であるとニューズウイークは結論づけている。

■北朝鮮では青年の平均身長が韓国より15センチも低いという統計がある。驚きである。現代と同レベルでの食糧危機は1870年にさかのぼらないと見あたらないそうだ。このときは今と同様に経済成長による需要の増加が原因であった。今、新興国の中間層の需要の増加が食糧需給を逼迫させているとのこと。

■このままいくとパスタが「高級品」になるかもしれないという。日本の週刊誌とは違った紙面構成で、興味深い記事が多かった。ロンドンの格差社会がとまらない、といった記事もあった。へえーと思わせるものである。富裕層の優遇策が、好景気と放任主義にささえられて、冨の二極分化をもたらしているらしい。昨年、ロンドンの中流層の24万5000人がロンドンを去ったという。移民などの単純労働者とひとにぎりの富裕層で構成される街は不健全である。

■ところで、アメリカの一極支配はおわり、今後、世界は多極化し、中心になるべき「柱」がなくなるという説がある。下手をすると「群雄割拠」の戦国時代のようになる。素人の目から見ても、危ないなと思う。
 本日は「脳の休みの日」で、あまり仕事をせず、仕事関係者と無駄話をしたり、ぼやっとテレビを見たりして時間をつぶした。そして夜は長電話。朝の散歩をやめてしまった(また夜型にもどった)ので、どうも体のリズムが悪い。心して早起きを心がけないと。
by katorishu | 2008-05-15 00:32