コラム


by katorishu
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川田亜子さんが自殺。鬱病がふえている。

5月26日(月)
■一週間前に採決した血液の検査結果がわかった。値が、いちおう安全圏内にあるとのことで、ほっとする。水をもっとよく呑むようにとのこと。そういえば91歳まで健康に生きた親父は「水をよく飲むことが健康の秘訣」とよくいっていた。

■午後、大森駅近くで『北京の檻』の共著者である鈴木さんと久しぶりにお会いし、1時間半ほど雑談がてら「情報交換」。大井町駅周辺で仕事をしようとしたが、眼精疲労に脳疲労がくわわって仕事にならなかった。どこかに遊びに行く気力もなく、早めに帰宅。部屋にあふれかえる資料の山を前にしばし呆然とする。

■劣化を意識せざるを得ない脳で、処理できるのかどうか。1600年前後の日本と周辺国を舞台にいろいろ書きたいことがあるのだが、資料読みだけで終わってしまうことのないようにしなければ。元TBSアナウンサーの川田亜子さんが自殺したという。比較的我が家から近い「湾岸地区」の一角で、死体となって発見された。車の中で炭火をたき一酸化中毒死したようだ。

■まだ28歳の若さだという。若い人にも鬱病がふえているとよく耳にするが、彼女もそんな一人であったのか。ブログに心の不調をうったえる文字がかいま見える。あるサイトから自殺を知って彼女のブログをはじめて見たのだが。傷ましいことだ。

■鬱病は脳の病気の一種であるそうで、薬物療法で治る可能性が強い。ただ、鬱になりやすい人がいる。そういう人はたいてい几帳面で真面目。完璧主義者が比較的多いとのこと。かなりズボラなところがあるので、ぼくなどかろうじてこの病から免れている。しかし、あまり「正常」とも思えない。慢性的に鬱の気分にずっと支配されているし、天気でいえば土砂降りではないにしても、カラッとした青空ではなく、空の半分ほどを雨雲がおおっているような状態だ。

■最近、カラッとした青空を忘れてしまった気分でもある。そのせいかどうか、世の中の動きに対する関心も、やや薄れている。これは鬱の初期症状なのかどうか。そういえば古今亭志ん弥さんから鈴本で落語会をやるという案内がきていた。某劇団からは芝居の案内がきているし、勉強会などの案内もきている。以前であったら、全部に顔を出していたのだが……。どれかひとつには是非顔を出したいものだ、という程度しか意欲がわかない。
by katorishu | 2008-05-27 01:20