コラム


by katorishu
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四川大地震被害地に日本の自衛隊機が協力

  5月28日(水)
■中国四川大地震の被害を受けた地域で、何百万単位で被災者のテントが足りないらしい。そのため、日本の自衛隊機が被災地にテントを運ぶことを中国当局が是認したという。日本の軍国主義復活だといって自衛隊を敵視していたあの中国が、そこまでいうのである。被害の程度は報道で伝えられている以上に深刻ではないか、と想像される。

■個人レベルでもそうだが、本当に困っているとき援助の手をさしのべてくれた人の恩は忘れないものである。感謝の念もそれだけ強い。人道的見地からも、国の戦略的観点からも、日本は出来る限りの援助をしたほうがいい。

■将来的に日本がひどい惨禍を受ける可能性もあり、「お互い様」となることだってある。日本が世界に存在感を示すチャンスでもある。自衛隊機をイラクなどへ飛ばすよりはるかに良い。ところで、四川大地震とミャンマーのサイクロン被害の双方に、電話1本で(0990-513-006)100円の援助をできるそうだ。これはテレビ朝日で実施しているのだが、携帯電話の使用をちょっと控えれば被災者がすこしでも助かる。ほかの組織も援助の手を……とよびかけているようだ。

■本日は放送作家協会の総会。九州や北海道、関西、中部などから代表が出席。全体的に出席者の高齢化が目立つ。3分の1ほどは70歳を越えているのではないか。当然、「元現役」の人が多い。テレビ創生期に活躍した人たちである。彼らが現今のテレビについてどう思っているのか。聞く時間がなかったが。戦前の学校放送に小学生としてしばしば出演した方もいた。もちろん、当時はラジオ、それもNHK1局で、場所は日比谷公園近くの内幸町である。

■それで思い出したが、小学校時代の教科書に「NHKは千代田区内幸町にある」という一文があったのを記憶にとどめている。内幸町というのを、それで知った。古い記憶というのはなかなか忘れないものである。新しいことはすぐ忘れる。昨日、食事のとき、何を食べたかも思い出せない。以前は、「つまらないこと」「どうでもいいこと」をいつまでも覚えていて困ったことがあったのに。記憶がこれ以上劣化しないうちに、書くべき事を書いておかないと、と改めて思ったことだった。
by katorishu | 2008-05-28 23:10