コラム


by katorishu
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環境サミット、ポーズだけで終わる懸念と、増税

 6月30日(月)
■本日は誰にも会わず、ゆっくり本を読んだりDVDでも見たりしようと思っていたが、緊急に人にあうことに。昼間1時間ほどお茶を飲みながらの意見交換。
 体調はやや回復した。東京の駅構内は環境サミットの警備の関連か、警備の警察官の姿が目立つ。日本全国の駅で警備が厳しくなっているのだろうか。

■地球環境の悪化をふせぐことは、人類が直面する最大の課題かもしれない。そのことで先進国が会議をひらき、対策を協議するのはいいのだが、社会や経済のシステムを根本的に「リサイクル」する社会にかえていかないと、対策を「やってます」というポーズだけになってしまうのではないか。

■とにかく膨大な石油エネルギーを消費することを前提とした社会をつくってしまった。その先導役の欧米先進国が率先して「模範」を示さないといけない。とりわけ、アメリカである。大量生産、大量消費の仕組みを相変わらずつづけているし、その仕組みを世界に広く通用させようとしている。

■日本もそろそろアメリカ追随をやめる時期にきている。言論統制とエネルギー大消費国の中国、ロシアも問題である。ともに地下資源などが豊かで、近年めざましい経済成長をとげているので、危機感も薄い。環境保護は世界がひとつになってやらなければ、効果はない。
 月曜日はいくつかの週刊誌の発売日。どの週刊誌にも「見たくない」現象についての記事が満載である。

■どれを買おうか迷ったが、週間朝日を買った。「亡国の福田サミット・CO2大増税がやってくる!」といった記事のほか、「暴落NY株式市場は2”世界恐慌”の活断層」などなど、気がかりな記事が載っている。なんだか厭な予感がする。多くの人が生きにくい社会は悪い社会と断定してもいい。となると、今後、ますます「悪い社会」になっていきそうだ。が、考えてみれば、多くの人が生きやすかった社会など、なかったのではないか。
 ただ、生きやすくない社会であっても、たまさかの幸福感はある。「たまさか」でも、あればいい、と考えたほうがよさそうだ。
by katorishu | 2008-07-01 00:12