市民講座でテレビの「裏側」「からくり」について話す
2008年 07月 23日
■炎暑の日がつづく。暑いよりどちらかといえば寒いほうが頭はよく働く。早朝起きて20分ほど歩いて、午前7時からやっているコーヒー店で仕事。午後の2時より4時まで小平市の市民講座で話す。ドラマの感動をどう仕掛けるかがテーマだが、半分以上が「テレビの裏側」の話になってしまった。活字にはしにくいことも、話した。
■テレビはいま大きな曲がり角にきており、どうかわっていくか、じつは関係者もよくわからない。テレビを変えるのは結局は視聴者であることを、具体例をもって解説した。暑い中、熱心な受講者たちで、こちらの話に力もはいる。男性は定年退職者と見られる人が多く、女性のほうは比較的「若いと思われる主婦」が多かった。
大変参考になって、テレビやドラマの味方がかわるかもしれない、といった意見も多く、遠くまで足を運んで話した甲斐があった。
■それとは別に小平駅周辺、これといった店が乏しいなと感じた。あれこれ大衆的な店から高級店までいろいろそろっている場所に住んでいるので、それが当たり前になっているのかもしれない。都心部に比べて格段に緑が多いが、ぼくのように「街が書斎」派には少々暮らしにくい、と思ったことだった。
■このところ仕事の関係で一日の半分ぐらいを「中世、および中世末期」の文献資料にあたって読み込んだりしているので、現実の世の動きに距離ができてしまう。ひとつの作品にこれだけのエネルギーを注ぎ込んだことはない。原作、脚本を書く予定だが、じつはまだ具体的にGOサインが出ていない。しかし、どういう事態になろうが、ある形をつけるつもりである。関係者の熱意と迫力を期待したいもの。
■ホームページを1年半近く更新していなかった。パソコンのハードディスクがクラッシュしてかなりの情報が失われてから、更新の意欲が減退していた。ホームページにアップしていた情報も一部消えてしまった。
が、ホームページを見て連絡をしてきたりする仕事先もある。もうとっくにやめている「早稲田大学講師」などというものが載っていたりするので、まずいと思って本日、うろ覚えのやり方で更新した。
■じつはこのパソコン、冷却ファンが妙なうなりをあげるようになった。買い換えたほうがいいかなと思いつつ、設定に時間と手間がかかりそうなので、そのまま使っている。熱くなりそうになったら切ることにしている。文書を書くのはインターネットにつないでない携帯パソコンでやることにしている。
それにしても、パソコン機器、モデルチェインジが早すぎる。技術がどんどん進歩するが、人はその分、ちっとも幸せになっていない。人間の「幸福度」という物差しが、いまほど必要なときはない。