コラム


by katorishu
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悪いニュースばかりが続く。ところで眼鏡がでてきた

 9月18日(木)
■眼鏡がでてきた。笑ってしまうのだが、寝床のはしに丸めてあるタオルケットの中にはいっていた。危なく踏みつぶすところであった。脳の疲れはこういうところにもでるようで、汗顔の至り。

■本日もニュースで流れることは、「見たくない光景」ばかりだ。「事故米」については、農水省の無責任さがあらためて浮き彫りになった。事故米は糊に転用されることを前提に三笠フーズなどに販売したとのことだが、本日のニュース23によれば糊製造に米を使用している業者は確認できなかったとのこと。

■農水省の役人はへんなところにいくことを、わかっていて流していた可能性もある。だとしたら、犯罪に荷担していたということである。社会保険庁の厚生年金の偽装も本日6万件以上があきらかになったという。アメリカの金融危機で100の銀行がつぶれそうだというニュースも流れてくるし、心温まることが実にすくない。

■朝日ニュースターであったか、某エコノミストが、今の日本を救うには、どうしたらいいか、というキャスターの質問に、「少子化を防止することですね」と明快に答えていた。次代をになう人がどんどん少なくなり、高齢者がどんどん増える社会は、どんな天才政治家がリーダーになっても、まともに機能するはずもない。「子供を産み育て、まっとうな教育をほどこすことに、税金を集中的にいれるところから始めないと」と某エコノミストは語っていたが、その通りだと思う。

■「モンスター・ペアレンツ」などという言葉がはやっている。子の親もひどいが、現場の教師にも問題のある人が多いようだ。もっと社会に門戸を開いて、有能でやる気のある人が、教えられるようなシステムが必要だと思う。旧文部省と日教組の二本柱でになってきた「戦後教育」が破綻したということである。今の子は、社会や親や教師の劣化の「被害者」ともいえそうだ。

■ただ、ここまで劣化すると、そう簡単には回復しない。だいいち、今が劣化した社会と認識していない人も多いようで、そういう人たちには現状を変えようという気も起こらないだろう。こういう時こそ、志をもった政治家の出番なのだが、ほとんどの政治家は迫ってきた総選挙でなんとか自分が当選したいと、そのことしか頭にない。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある」のだが、そんな良い意味の「サムライ精神」をもったリーダーの出番である。
by katorishu | 2008-09-19 01:11 | 社会問題