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 外圧によってしか変わらない日本

 10月5日(日)
■午前中に起きたので、テレビの経済関連の討論番組を複数見た。いずれもアメリカの金融危機について「識者」が論じていたが、すでにこの危機はヨーロッパにひろがっており、憂慮すべき状態だ。アメリカ議会で政府による金融救済案が通ったのに、ニューヨークの株価下落はとまらない。

■日本はサブプライム・ローンに限っては、不景気が長くつづいたので、「大けが」はしていないようだが、アメリカ経済の失墜はもろに衝撃波となって日本社会を直撃する。すでに中小零細は銀行の貸し渋りにあい、倒産寸前というところも多いようだ。日本の指導層はよほど、したたかで戦略的、かつ機敏な舵取りをしないと、この「大津波」から国民を守れない。

■いまなお日本は世界経済の中で大きな地位をしめているのだし、「大恐慌」に陥る危機を回避させるための、知恵を絞って有効な措置をとるべき……と記すのはじつは簡単だが、果たして「有効な措置」などあるのかどうか。「ない」から深刻なのである。

■某エコノミストが、「景気が上向いていたときに財政悪化を改善しておけばよかったのに、こうも財政赤字が増えては効果的な財政出動もできない」と話していた。100年に一度あるかないかの「大危機」が起きたことで、現在かかわっている「仕事」にも、重大な影響がでそうだ。もしかして、これまでの「働き」が徒労になるかもしれず、強く懸念している。

■一時はなんとか危機を回避したと報じられたAIGがアリコなど3つの保険会社を売却するそうだ。アリコ保険にも入っているので、やや気になることである。それにしても大変な時代になったものだ。環境問題、水の問題、資源の問題、少子化とインドなどの人口急増……等々、地上は今、相当病んでいる。

■米ソ冷戦にアメリカ勝利したと浮かれていたのは、過去話になってしまった。アメリカの「輝き」は、ローソクが消える寸前一瞬強い輝きを増すのと同じようなことであったのではないか。オバマ氏がアフリカ系初のアメリカ大統領になり、「市場原理主義」のブッシュ政権とは違った政策を打ち出すことで、すこしは風がかわるかもしれない。

■アメリカが変われば日本も変わる。日本が自ら率先して変わることは、残念ながら期待できない。未だに「島国根性」から抜けられない人が多数派のようで、つねに「外圧」によってしか日本は変わらない。「変わること」が果たして良いことなのかどうか、わからないが。
 いずれにしても、変わらなくては生きられない。そんな時代が目前に迫っているようだ。疲れることである。
by katorishu | 2008-10-06 01:26 | 社会問題