コラム


by katorishu
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可もなく不可もない一日

 11月15日(土)
■北千住での脚本講座、講師として2時間ほど話す。受講者の平均年齢は50歳ほどか、皆さん熱心に耳を傾けノートをとっていた。今のテレビのおかれている状況からはじめて、民話、説話の構造の解説や、そこからどう物語を起こすか等々について話した。

■毎度話すことだが、映像文化の根底にある脚本の重要性について、その理由を解説し、今の日本が陥っている「文化」の危機をどう克服していくか……に時間を費やした。
 間に10分の休憩をはさんで2時間話し続けると、かなり疲れる。原稿などはなしで、受け手の反応を見ながら、ときおり脱線したり、卑近な例をひきながら、漠然と考えていることを言葉で表現してゆく。以前はもっと訥弁であったのだが、最近ちょっと流ちょうすぎるな、と思う。要注意。

■終わって渋谷にでて、知り合いと会食すると、もう一日は終わり。「情報通」の知人によると、来年3月が経済の「底」であるという。なにもかもが大きく変わっていき、中小零細の倒産なども相当数に達するが、「闇」の向こうには「光」があるということで、意見が一致した。
 これからの10年ほど、引いて眺めていれば、「面白い時代」といえなくもない。が、「混乱」のとばっちりは当然受けることになり、「高見の見物」というわけにはいかない。ミュージシャンの小室哲哉逮捕の件だが、数ヶ月後、意外な「事実」が判明するかもしれいない。なにしろ大阪の特捜が動いているのである。日本には依然として、マスコミなども触れない「闇」の部分がある。ここにどう特捜が切り込めるか、注目される。
by katorishu | 2008-11-16 01:04 | 個人的な問題