アメリカのビッグ3の救済がどうなるか、気になる
2008年 11月 26日
■本日、某最大手広告代理店に今年入社したばかりのS君と近所の蕎麦割烹店で会食。志をもった若者で、対していて心地よかった。彼が将来的にやりたいことと、ぼくのもっているアイディアが一致した。「ぼくの目標は文科省の大臣になることです」と彼は抱負を語った。最近会った若者でこれほど率直に志を語った人はいない。もちろん、志がそのまま実現したら、誰も苦労をしないが、少なくとも若者は志をもってほしい、と改めて思ったことだった。
■アメリカの自動車メーカーのビッグ3の経営がおかしくなり、公的救済がいわれているが、アメリカの、世論はかなり冷ややかで、議会も否定的であるとのこと。もしビッグ3が倒産することになると、マイナスの波及効果は膨大になる。ブッシュ政権の最後の仕事として、うまく処理してほしい。そうしてこれ以上世界経済にマイナスの効果をあたえないでほしい ものだ。
■いずれにしても、世界は大きな曲がり角にたっている。今後の世界の動向を見る上で重要なポイントを握るのは、中国とインドではないかと思う。巨大な人口が良くも悪くも、世界を動かす原動力になるに違いない。
■そんな中、日本はどうしたらよいのか。貿易によってしか生きることの出来ない日本にとって大事なのは「等距離外交」であると思う。一方で「ソフトパワー」で世界と向き合っていくしかない。映像ソフトをふくめたソフトパワーによってしか、これからの日本は救えない、と思うのだが。