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2006年 06月 01日 ( 1 )

尻切れトンボの「出演」

 5月31日(水)
■六本木の事務局の会議室兼教室で開かれた年に1回の日本放送作家協会の総会と、日本脚本家連盟の総代会に出席。九州支部や大阪支部、北海道支部の代表の方も遠路はるばるやってこられた。
 双方ともコインの裏表のように関係の深い団体である。放送作家協会は社団法人で文化庁が管轄しており、一方、脚本家連盟は共同組合で法務省の管轄だが、9割以上が両方に加入している。1000人強の会員を有するが、全員がプロの物書き手である。議論百出し、それなりに面白かった。

■総会終了後、懇談会が同じ場所で催されたが、ぼくは急いで川越に。「アバ音楽の森」の主催する音楽劇「わらべ唄」の公演を見るため。主催する如安さんとは以前、一緒に音楽劇を一緒にやった仲。
「長崎代官村山等安の愛とめざめ」とサブタイトルのついた「キリシタンの歴史悲劇」である。「アマチュアの手作り」といった趣の舞台だ。プロから見たらいろいろ注文をつけたいところだが、少ない資金で地元の人たちと一緒に行うイベントとしては好感がもてた。もうすこしリズムがあればとか、葛藤が足らないとか、終わってから少しだけいいたいことをいったが。

■本日、テレビ朝日系の「スーパーモーニング」で今村監督逝去関連のぼくのコメントが流されたので、「テレビに出てましたね」と何人もの人からいわれた。朝早くからいろいろな人が見ているのですね。今更ながら思ったことだった。
 3,40分話した内容から20秒ほどに削ってだしたコメントである。そんな短い時間でこちらの真意が伝わらるはずもなかった。緊張していたのか、目ぱちくりが多く、見ていて恥ずかしかった。

■放送後、担当のディレクター氏から「申し訳なかった」とのメールがきた。ジーコジャパンのサッカー特集のほうに時間をさかれ、ほかの人に編集をまかせてしまったので、「放送不体裁をまねいた」とのこと。コメント役になぜぼくが登場したかよくわからないし、発言が尻切れトンボであった等々、会った人からも指摘された。収録してから短時間で編集して出す必要があったので、やむを得ないことかもしれなかったが。朝方まで続いたサッカー試合への対応で、スタッフはてんやわんやであったに違いない。

■恐らく編集した人は、他の有名役者や今村監督ご自身の生前の映像、発言などで「持ち時間」が一杯になってしまったので、できればぼくの発言などカットしたかったのだろう。しかし、ぼくを取材したディレクター氏に頼まれていたので、「付け足した」のかもしれない。もっとも、そのひともサッカー関連の編集作業などで徹夜をしたにちがいない。テレビではありがちのことである。
 
■今村監督逝去関連で、ついでながら記すと、本日同業の脚本家にこういわれた。
「朝日新聞と東京新聞に監督の関連記事が出ていたけど、間違いだよね。今村さんが小津監督の弟子だと書いてあったけど、まったく違う。川島雄三監督の弟子というのならわかるけど、小津さんの作品には単に社命で助監督として3本ついただけなのに。今村さんは、むしろ小津的なものに反発して松竹を飛び出した人。新聞もいい加減なことを書くね」
 現場での厳しさと同時に、大人の風格のある今村昌平監督である。あの世で、微笑しておられることと思うが。

■ところで、ぼくのブログによくコメントを寄せてくださるsumiー0083さんのURLを以下に記します。(このブログ、ワンクリックで飛べるようになっていないようですので)
http://sumi0083.exblog.jp/
この方のような読者はありがたいですね。
by katorishu | 2006-06-01 01:24