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カテゴリ:未分類( 1013 )

2018-06-25
「ルビンの壺」ってご存知ですか。図をじっと 見ていてください。ちょっと視点をずらすと、壺以外のものが見えて来るはず。
見えてきましたか、左右に男女の顔が。
錯視、錯誤を人は毎日のように犯しているのですね。見えることと、見ることでは違う。人は自分に関心のあるものしか見ないし、見えない。見えているのに、意味として映像になっていかない。
こういう錯誤、錯視に基づいた意識のすれ違いは、人間社会のあらゆるところに潜んでいるようです。
いま、最先端の脳科学の一分野ともいうべき「進化心理学」が面白い。
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by katorishu | 2018-06-25 12:31
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2018-05-16
季節の変わり目なのか、最近、知り合いの訃報が多い。今日は映画評論家の松島利行氏の葬儀。避けられない仕事があり参加できないが、松島さんは僕が大学に入ったときの四年生。「外語大ペンクラブ」という文学サークルがあって「外語文化」という雑誌を出していて、松島さんはそこで小粋な論を展開していた。確か「僕の周りは父も叔父も皆んな東大卒で僕だけ落ちこぼれて2期校の外語大に来てしまった」と自身を揶揄していて、そこはあまり良い印象ではなかったが。

上級生に何人か論客がいた。僕の記憶では、毎日新聞の映画記者になった松島さんと、新藤兼人さんが主催する近代映画協会に行ったMさんの2人が印象に残る。巣鴨の喫茶店で2時間あまり、松島さんら先輩が僕の知らないイタリアやフランスの作家や映画監督について縦横に語るあいだ、僕は一言も口を挟めなかった。
読書量も少なく基礎教養が足りなかったので、これじゃダメだと思った。

松島さんに再会したのは、それから20年ほどして新宿のゴールデン街の行きつけのスナックでだった。当時僕はTVドラマを「量産」しており、若いこともあってゴールデン街に良く通った。そこで松島さんと再会して何を話したか記憶にない。
最後にお会いしたのは、松島さんが毎日新聞を定年退職して間もなく、墨田区の住まいの近くに良い飲み屋があるので来ないかとのこと。カミさんと一緒に行った。松島さんは酒癖が良い方ではなく、出したばかりの拙作「今村昌平伝説」について、途中から「あれは良くない」とけなし始め、気まずい空気になった。そのあと松島さん宅に行った。比較的若い女性がいて、連れ合いであると紹介された。

その後FBで松島さんはかなり頻繁に発言されていたので、何度も会っている気がしたが、考えてみると、あれが最後になってしまった。電話では何度か話したが。

世は無常。松島さんの著作では「日活ロマンポルノ史」を高く評価したい。「モダンな東京少年」が、そのまま大人になってしまったようなユニークな先輩だった。御冥福をお祈りします。

by katorishu | 2018-05-16 10:41
2018-03-07
オリンピック報道一色が、起承転結の「承」なら、いよいよ「転」に入り、クライマックスに近づいた。昭恵・籠池の道化役もいるし、ドラマ構成のメソッドに沿った展開だ。揺り戻しがあり諦めが漂った所に新たな「小道具」登場。見せ場たっぷりの、よく出来た「政治ドラマ」になってきた。

by katorishu | 2018-03-07 11:50
2017/04/-17
安倍内閣の閣僚の暴言、虚偽発言無知故の誤解、曲解等が絶えない。博物館や美術館の学芸員は「ガン」であり、一掃しなければいけない、と地方創生担当大臣が公言したり。
以前の自民党政権だったら、そんな閣僚は罷免された。今は誰も辞めない。で、罷免に値する閣僚が上から目線で国民にモラルをとく。そんなひどい状態なのに、内閣支持率が上がったとか。
まるでブラックユーモア。

by katorishu | 2017-04-17 21:12
2017/03/20
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日本女子大が、男性の体で生まれたものの女性として生きる、トランスジェンダーの学生を受け入れる方向で検討を始めた。
人の生き方が多様化するなか、例外を許す「寛大・寛容」が求められる。評価したい。

by katorishu | 2017-03-20 13:41
11月5日(木)
■「歪んだ」アメリカン・ドリームを描くハリウッド映画「アメリカン・ドリーマー」(原題[A most violent year]。
5日で上映が終わるというので昨日、日比谷の映画館に足を運んだ。アメリカでもっとも犯罪が多発
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し、経済も停滞、社会が崩壊しかかっていた1981年。一代でオイルカンパニーを築き上げた移民の子、アベル(オスカー・アイザック)が事業拡大のため「勝負」に出た。ユダヤ人の保有する土地を購入するため、手付金として全財産を投入したのだ。ただし、30日以内に残金を渡さなければ、手付金は返ってこないという条件だ。金にシビアなユダヤ人の一面も描かれる。

■一方、アベルの会社は検事から脱税と詐欺の疑いで狙われている。新居の豪邸に一家が引っ越した前後から、アベルの会社のガソリン運搬車が頻繁に襲われ、ガソリンを奪われる事件があいつぐ。なにしろ1981年はアメリカ史上、もっとも犯罪の多発した年として記録されている。ガソリン運搬車の運転手が銃をもっていたことなど諸々悪条件がかさなり、銀行からの融資をアベルは断られる。30日期限が迫っている。残金をユダヤ人に渡さなければ、アベル夫婦は破産だ。アベルの妻のアナ(ジェシカ・チャスティン)はブルックリンのギャングの父をもつ。アベルが一代で財産を築いた背景には、マフィアを思わせる連中との交流もあり、今は、彼らがアベルの会社のガソリン車を襲い、ガソリンを転売しているらしい。

■すべてを失うかもしれない緊迫した状態のなか、アベルは焦り、知り合いのギャング仲間から高利の借金をするが、自身は高潔にふるまい……かろうじて破産をまぬがれる。妻の意外な「措置」が苦い味の「功を奏して」。ラストの衝撃的場面など、全編を通じて緊張感が漂い、いわゆるハリウッド映画の「ウエルメイド」の作り方と一線を画した構成、人物配置だ。「これが本等のアメリカ」と思わせるものを宿していて、興味深い。

■富はけっして、きれいごとで生まれるものではなく、ダーティなものと両刃の刃であり、そこにはギャング、ユダヤ人がはいりこみ、彼らと一体となって「アメリカン・ドリーム」が生まれている。そんな「ありのままの」アメリカを鋭く描いた異色の作だ。
脚本・監督・制作はJ・C・チャンダー。長編2作目だが、新しい才能ある映像作家の誕生といってよいだろう。

■それにしても、1981年のアメリカの荒廃ぶりは、こんなだったかなと思うほど荒れている。それが十数年で金融大帝国になる。富裕な国も人も、十年ちょっとで崩壊する可能性をひめているし、逆に再生する可能性もある。その場合、「きれいごと」ではすまない。盛者必衰。世は常ならず、という言葉が脳裏をよぎる。アメリカンスタイルに追従する日本も同じ。いつ崩落するかわからない。そしてまた、いつ再生するかもしれない。ただ、富の集中するところ、必ずといってよいほど「悪の虫」がうごめく。
今のアメリカをシンボリックに、風刺的に描いた作と受け取ることもできる。
見るに値する映画です。日比谷シネシャンテは本日が最後ですが。

★「渋沢栄一の経営教室Sクラス」NHKFMで連続ラジオドラマとして放送中。
タイトルは「シブちゃん」。月~金22時45分より23時まで。

★原作の「渋沢栄一の経営教室Sクラス】好評発売中です。
AMAZONだとお求めやすい。
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by katorishu | 2015-11-05 10:19

東京作家大学での講義

さて、昨日は東京作家大学の講義。40人のクラスが3組。3回ほぼ同じ内容の講義をするのだが、回によって内容が微妙に変わる。
大学、専門学校等で何度か教えてきたが、こういうのは初めて。生徒も20代から80代まで。好み、価値観、美意識も違う。そこが面白いところ。
試みに創った「読む小説」を読み聞いてもらい、感想を書いてもらった。大変参考になる。
教えることは学ぶこと。
by katorishu | 2015-06-20 13:54
5月5日
医者が自分や家族などに施したくない治療法があるそうだ。「延命治療」というやつで、真面目な医者ほどこれを施し、患者を最後まで苦しませる。治療しないとどうなるかについて、無知な医者が多い 。あらゆる手を使って延命をと願う家族も問題。
最後くらい安らかに、自然の流れに任せればいいのに。
by katorishu | 2015-05-06 08:41
 3月31日(火)
■東京で電車に乗ると、お客の9割はスマホ等に見入っている。ひとつの車両で本を読んでいるのは数人か。新聞や週刊誌、漫画雑誌を読んでいるひとも、ほとんど消えた。スマホや小型のタブレットで漫画等を読んでいる人がいるようだが、それは少数派。

■僕のような「ジジイ」は、脳細胞がだいたい固まっているし、いつ壊れてもいいのだが、10代、20代の若い脳の持ち主が、まったく本をよまず、スマホ等でメールやチャットのやりとりに長時間を使う。ある調査では女子高生の半分以上が1日平均7,8時間、スマホ、携帯等をにらんでいるという。1割はなんと1日12時間、ひたっているとか。驚くべきこと、と思わない人の多いことが、また驚きである。

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by katorishu | 2015-03-31 16:37
3月10日は東京大空襲の日。10万人が殺害された。この悲惨な体験を忘れてはいけない。戦争を起こさないよう努力するのが政治家の大きな役割。
by katorishu | 2015-03-10 22:29