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カテゴリ:映画演劇( 559 )


2018-05-09

昨日、こまつ座121回公演「たいこどんどん」を紀伊国屋サザンシアターで見た。演出はラサール石井氏。こまつ座での初演出とか。始まるまえ、関係者に紹介されラサール氏と立ち話。従来のこまつ座のお客さんにどう受け取られるか、興味深いとラサール氏。

幕末の江戸の、太鼓持ちと金持ちの若旦那の道中記といったもの。井上ひさし特有の「風刺」はやや少なめだ。ラサール石井演出は、ラップを入れるなどして歌と踊りに趣向を凝らし、エンタメ性をより濃く打ち出した。

こまつ座は最近、鵜山仁演出が圧倒的に多く、従来路線にそった趣向を凝らしてきたが、ラサール演出はセット1つとってもかなり趣が違う。笑わせどころを心得ていて、さすが元テアトルエコーの団員だけあってサービス精神旺盛。主演は落語家の柳家喬太郎。懸命の力演。

僕の好みとしては鵜山仁演出かな。キャスティングの違いもあるが。


by katorishu | 2018-05-09 13:25 | 映画演劇
2018-05-05
ゴールデン・ウイークと言っても、毎日が日曜日でもあり労働日でもあるので、特に変わった行動をしない。舞台と展覧会と映画を見る他は、読書、資料読み、執筆くらいか。あとは自転車。BUNKAMURAで見た映画は収穫。去年のカンヌ映画祭の大賞受賞作「ザ・スクエア:思いやりの領域」だ。スエーデンの若手監督、リューベン・オストルンドの脚本、監督。
美術館のキューレイターが新しい試みに挑むことで生じる騒動を、毒のある知的ユーモアでまぶし、最後まで引っ張る。
シンボリックな描写で人間存在の面妖さや、救いのない格差や差別に迫る。紳士淑女の食事会に登場するゴリラの真似をする半裸の男の、怖くて笑えて粛然となる描写には脱帽。この長いシーンは映画史に残るであろう傑作シーンだ。大胆な省略も心地よい。実験作でもあり、笑えるエンターテイメントでもある。執筆中の映画がらみの小説について多くの示唆を得た。
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by katorishu | 2018-05-05 10:32 | 映画演劇
Netflixでスペインの連ドラ「ペーパーハウス」を見始めたら面白くてやめられない。造幣局に強盗に入ったワケありの8人の男女と、これまたワケありの女性警部の攻防。
外部にいて電子機器を巧みに使って指揮をとる「教授」のクールさ。
ハリウッド並のシナリオ術に則ったエンタメ巨編。13回連続。ここ数日でラストまで見てしまい、おかげで睡眠不足。
スペインやロシアのTVドラマは凄い。いずれも、しっかりした脚本があってこそ。
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by katorishu | 2018-05-04 01:04 | 映画演劇
2018-04-28

Netflixでスペインの連ドラ「ペーパーハウス」を見始めたら面白くてやめられない。造幣局に強盗に入ったワケありの8人の男女と、これまたワケありの女性警部の攻防。

外部にいて電子機器を巧みに使って指揮をとる「教授」のクールさ。

ハリウッド並のシナリオ術に則ったエンタメ巨編。13回連続。ここ数日で10回まで見てしまった。スペインやロシアのTVドラマは凄い。


いずれも脚本がいい。日本は、映画もTVドラマも脚本を大事にしないと海外に対抗出来なくなる。


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by katorishu | 2018-04-28 10:33 | 映画演劇

映画「女は二度決断する」を見た。トルコ人と結婚し愛児と共に幸せな家庭を営んでいたドイツ人女性が、突然の不幸に見舞われる。自宅前に置かれた自転車が爆発し夫と息子はバラバラになって死亡。背景にはネオナチ系右翼の外国人排斥運動がある。

容疑者の若い男女は逮捕され裁判になるが、証拠不十分で無罪に。

それからドイツ人女性の反撃が始まり、衝撃的なラストーーー。

緊張感に満ちた映画で、中盤の裁判所のやり取りも迫力満点。

「省略の妙」を効かせた、見ごたえのある佳作。カメラワーク、主演女優の怒りを抑えた演技も見ごたえがある。

ハリウッド映画の定番である「ハッピー・エンド」でないのも新鮮だ。5点満点で4点を差し上げたい。


世界の3大映画賞を取ったファティ・アキン監督、ダイアン・クルーガー出演。ドイツ、ハンブルクが主な舞台だ。おすすめの一作。




by katorishu | 2018-04-26 12:03 | 映画演劇


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2018-04-20
紀尾井町の千代田放送会館での市川森一賞の授賞式と「人間を描き続けた脚本家」のシンポジウムに参加。
シンポジウムには三田佳子さんやNHKのプロデューサー、ディレクター等が参加。面白い話を聞けた。脚本重視が良いドラマを生み出す。討議はここに収斂する。
市川賞の対象はオリジナルドラマを書いた新人の脚本家。今回の受賞者は日本TVのドラマ「ボク、運命の人です」を書いた金子茂樹さん。面構えが良く作家の風格がある。今後の活躍に期待したい。

by katorishu | 2018-04-20 20:35 | 映画演劇
2018-04-18

グレイテスト・ショーマン

【日本映画は台詞勝負。映像勝負ではハリウッドに当分勝てない】

ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」を見た。「レ・ミゼラブル」で華麗な歌を披露したヒュー・ジャックマン主演。「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師がモデルだ。

レミゼラブル以上に感動した。歌、音楽、美術、撮影テクニック。全てに脱帽。金と時間の掛け方が違う。

日本は真似すべきではない。日本語の持つ多彩な表現を駆使した「台詞劇」と「箱庭の美」に通じる洗練を目指すべきと改めて思った。江戸文化をもっと勉強しないと。昨日も業界関係者の飲み会で語り合ったことだった。

比較的若い制作者や監督に、台詞軽視の傾向がある。これは大きな間違い。シナリオを何より重視した黒沢明や小津安二郎、イマヘイ等、先人に学ばないと。

ところで、ハリウッド映画にこれから拮抗できるのは膨大な人口を抱える中国とインド。両国とも急速に進歩を遂げている。そうだ、ロシア映画、ドラマもすごい。

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by katorishu | 2018-04-18 19:59 | 映画演劇
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2018-04-11
過日、東中野のレパートリーシアターKAZEで 。チャウシェスク政権のルーマニアから逃れてパリに亡命したマテイ・ヴィスニュックの脚本。演出は江原早哉香。
台詞と台詞のぶつかり合いはほとんどなく、多くは、あの世とこの世の登場人物の静かな語りとモノローグで構成される。不思議な空気に満ちた異色の舞台だ。
戦争で国を追われた人たちの苦悩と救済を描く。久々に深みのある新劇らしい芝居を見た。感銘を受けたが、2時間はやや長い。もう少しテンポアップして100 分ほどにすれば、なおよかったと思う。
NHKの舞台中継が入っていて旧知のPと立ち話。6月初旬のEテレで放送予定とか。

by katorishu | 2018-04-11 01:43 | 映画演劇
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2018-03-26
過日、シネスイッチ銀座で「The Last Word」邦題「あなたの旅立ち綴ります」を見た。ベテラン女優のシャーリー・マクレーンが自らプロデュースし主演した映画。死期を悟った元広告会社の社長が、生前に自分の「訃報」を若い女性記者に書かせることから起こる「騒動」を、ユーモラスなタッチで描く。人生の終わりをどう意義あるものとして生き切るか。一つのモデルがここにある。楽しめ癒された。地味ながら、こういう作品をハリウッドはまだ作れる。シャーリー・マクレーンは「アパートの鍵貸します」や「愛と追憶の日々」などを見て以来のファンなので、83にして健在なのは嬉しい限り。

by katorishu | 2018-03-26 12:17 | 映画演劇

2018-03-7

クリント・イーストウッド監督の「1517 パリ行き」を品川Tジョイシネマで見た。高速列車で爆破テロを実行しようとするイスラム過激派から、乗客を救った3人の男に焦点を当てた作品。


実際に起きた事件を素材に制作。この作の特色は、実際に危機を救った3人の男田たちが「役者」として出演していること。

斬新な作り方だ。

ただ、内容はこれまでのイーストウッド作品にくらべとーーに留めておこう。


1517 パリ行き


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by katorishu | 2018-03-06 16:05 | 映画演劇