カテゴリ:映画演劇( 584 )

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2019-06-17

「悪い女はよく稼ぐ」を21時から新宿のkズシネマで見た。企画プロデュースと脚本を担当した柏原寛司さん。

肩の凝らない、スカッとしたエンタメ映画に仕上げた。2時間のテレビドラマ1本の4分の1ほどの制作費のようだ。そんな低予算でもこれだけの作品が作れるとは驚き。

柏原さんとは昔、石原プロ制作の刑事ドラマでご一緒した。ユーモアとーサービス精神旺盛な人。


この映画館、昔は昭和館といった。木造の「ションベンくさい」小屋だった。ポルノ映画を主に上映していて、後学のため何度か見に行った。モノクロ映画で、ラブシーンになると、そこだけカラーになった。「パートカラー」といった。思わず笑ってしまった。


by katorishu | 2019-06-17 17:26 | 映画演劇

2019-06-07

過日教え子が、僕が脚本を書いたドラマの再放送を見たという。どんな内容のドラマであったか、ほとんど内容を覚えていない。ネットに内容紹介の書き込みがあるというので読んでみた。


★タイトルは「新宿カラオケ女医者」。

「たぶん87年当時でも暗く地味めのドラマ」と書き込んだ人は記す。

11年4月にKKB鹿児島放送で再放送。全4回として放送されましたが、本放送ではどうだったのでしょうか?

制作=テレビ朝日 国際放映 プロデューサー=近藤洲弘(テレビ朝日) 浦井孝行(国際放映) 全4回とも監督=高橋繁男 脚本=香取俊介

レギュラー=市原悦子 かとうかずこ レオナルド熊 広田玲央名(第3回まで) 千石規子(第2回、最終回のみ)

サブタイトル 第1回「先生の不倫妊娠!」ゲスト=財津一郎 第2回「露天風呂結婚式!」ゲスト=常田富士男 ガッツ石松 長内美那子 第3回「別れた夫と再会!」ゲスト=小林亜星 東てる美 皆川衆 最終回「赤ん坊を盗む女!」ゲスト=乙羽信子


ブログに僕はこんな事を書いている。

「以前、ぼくが書いた市原悦子主演の「新宿カラオケ女医者」なる4回連続読み切りのドラマがある。ずばり歌舞伎町のラブホテル街が舞台だった。当初、架空の人物であったのだが、プロデューサーや監督とシナハンをしていると、現実に歌舞伎町の一角にあるラブホテルの隣に診療所をかまえている女医がいたので、驚いた。

しかも、その女医は小太りでカラオケ好きだった。で、その人にいろいろ話を聞いて脚本を書いた。」(香取俊介)http://katorishu.exblog.jp/4164528/


・・・実際に観てみるとタイトルから想像できるような分かりやすい人情ものでは決してなく、各話、何ともほろ苦い味わいの仕上がり。ツイッター検索すると「笑える」みたいに書いてる人がいて不思議。そんなに市原さんのカラオケやライダースーツが可笑しいか? 第1回=先生(市原)が寸借目的で近寄ってきた昔の同級生(財津)に騙されて高齢で妊娠、そして流産。第2回=先生が救けた男(ガッツ)が一家無理心中事件を起こしてしまい、男の妻の父親(常田)に「なんであんな男を救けた?」と責められて先生悩む。第3回=東京の看護学校に通っている娘(広田)が学校を辞めて仙台の離婚した夫(小林)の元に帰ると言い出す。最後まで娘との溝は埋まらず、娘は仙台に去る。最終回=独身の孤独な初老女性(乙羽)と仲良くなった先生、女性も人生の後半にようやく幸せになれそうだったが・・・。

本放送された1987年当時としてもこれは暗く地味なドラマだったのではないだろうか? この内容では今の地上波では地味過ぎて放送できないだろうなあ。


なるほど。こんなドラマを書いていたんだ。暗いといえば暗い。でも、個性的な役者が出ているし、地味な内容かな。

テレビ朝日の寮に監督、プロデューサー等と泊まり込んでストーリーを練ったと記憶する。まだネットなどもなく悠長な時代だった。


by katorishu | 2019-06-07 09:58 | 映画演劇
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2019/06/04

昨日、こまつ座の公演『化粧2題』を新宿サザンシアターで見た。

地方をまわる長期公演の初日。有森也実と内野聖陽が出演。井上ひさしの一人芝居の名作『化粧』の、その後といった風合いの作品。

『化粧』の初演では、渡辺美佐子さんが大変な迫力で好演。その迫真の演技は今でも心に残る、実験作であり、海外公演でも好評であったようだ。以前、渡辺さんにインタビューをいたとき、興味深い「裏話」を聞いた。


今度の芝居、舞台俳優ではない有森也実がこの脚本をどうこなすか、そこに興味をもって見た。予想をこえた好演で舞台女優として第一級のレベル。拍手したい。初日とあって、終わってロビーで関係者の挨拶と祝杯があった。その折り演出の鵜山仁氏が、「初日としては予想外の出来で、正直いって驚いた」と真情を吐露。


役者として有森さんはこの舞台をきっかけに大きく成長するのでは、と思ったことだった。内野さんはベテランらしく余裕の演技。芝居は面白いとあらためて思う。

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by katorishu | 2019-06-04 14:53 | 映画演劇
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三田佳子さんの台詞覚え


以前、女優の三田佳子さんにインタビューしたとき、興味深いことを聞いた。息子さんのことで芸能界の仕事をしばらく休んでいた後、唐十郎さんの舞台に出ることになった。ところが、唐十郎さんの台詞は日常の言葉と違って詩的だし、台詞をなかなか覚えられない。本番は迫ってくるし、どうしようと焦った。そんな時、新聞のチラシの裏に台本の一字一句を句点も含めて丸写ししてみたところ、不思議なことに、台詞がすっと入った。救われたと思ったという。

以後、三田さんはたとえ主役でなくとも、台本をもらうと一字一句書き写す。

なるほど。指と脳は直結しているのですね。PCで書くのもいいけど、手書きで刻みつけるように紙に書くのは、ネット時代にも大事。


by katorishu | 2019-05-31 20:24 | 映画演劇
第72回 カンヌ国際映画祭、今年はパムンドール賞につながるコンペティション部門に21作が候補作となったが、日本映画はゼロ。淋しい限り。独断と偏見になるかもしれないが、日本映画が海外であまり評価されない原因は、一に脚本(シナリオ)の弱さがあげられる。ハリウッドなど脚本作成に注ぐエネルギーと金銭が、日本とは桁違い。資金がなければ、せめて脚本をリスペクトする精神がもっと豊かにならないと。シナリオは音楽でいえば楽譜。今村昌平監督はシナリオ制作に撮影・編集にかけるのと同じくらいの時間と情熱を注いだ。脚本作成の苦労話を数度のインタビューで語っていただいた。イマヘイは脚本家と何ヶ月も宿にこもり、意見交換しながら脚本を作成した。実質的に今村脚本といっていいものでも、脚本家の意欲と仕事へのリスペクトを表する意味もあって、「共同脚本」などという姑息な措置をとらなかった。(もっとも晩年にイマヘイについては、そのようではなかったという話を聞く)小津監督、黒澤監督も「脚本重視」の姿勢を貫いたからこそ、佳作、名作ができた。脚本を重視し、より良い脚本にするために、時間とお金を今の数倍かけない限り、日本が世界のトップレベルの映画を相次いで世に送り出すことはない、と言わせていただく。ちろん少数の作は既にトップレベルに達しているが。
by katorishu | 2019-05-15 23:54 | 映画演劇
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2019.05.03
全編を街のカフェに長居する男と相談者とのやりとりだけで構成する意欲作。台詞勝負であり、デンマーク映画「ギルティ」に迫る感動作かと期待して有楽町まで見に行った。
仕掛けは面白いが、焦点がぼやけて胸に刺さってくるものが希薄。いろいろとヒントを得たが。

by katorishu | 2019-05-03 13:40 | 映画演劇
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2019.05.03
全編を街のカフェに長居する男と相談者とのやりとりだけで構成する意欲作。台詞勝負であり、デンマーク映画「ギルティ」に迫る感動作かと期待して有楽町まで見に行った。
仕掛けは面白いが、焦点がぼやけて胸に刺さってくるものが希薄。いろいろとヒントを得たが。

by katorishu | 2019-05-03 13:40 | 映画演劇

日比谷でスパイク.リー監督の「ブラック.クランズマ

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ン」を見た。アメリカの極右組織KKKに潜入捜査をした、実在の黒人刑事がモデルの映画。


人種差別が激しかった頃のアメリカで、果敢に差別好きの連中に挑む。緊張感あふれる作品で惹きつけられた。トランプのアメリカ.ファーストをも痛烈に批判。


アメリカ映画は最高権力者をも容赦なく批判する。その意気やよし。


by katorishu | 2019-04-11 00:36 | 映画演劇
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2019-03-19

過日見たデンマーク映画「ギルティ」は、実験精神に富んだ稀にみる傑作。見た人の大半が絶賛。

警察のコールセンターの中だけを舞台に、電話の声と音のみを手掛かりに誘拐事件を解決する。88分間、それこそ息をもつかせぬ緊張の連続で、深いものがある。

秀逸なシナリオ、リアルな演出と自然な演技がもたらす臨場感は凄いの一語。

この数年間に見た映画の中でベスト3に入る。

小予算でもこう言う傑作が作れるのだ。多くの示唆を得た。

実作に活かしたい。(資金が出来れば^_^)



by katorishu | 2019-03-19 17:18 | 映画演劇
2019-03-13

昨夜、寝ようと思ったら携帯に要警戒のお知らせ音。地震かと思ったら、役者のピエール瀧がコカイン使用で逮捕とか。先の新井浩文の件にしても、逮捕で作品がオクラになるか、当人が出ているシーンをカットしたりして公開する作も多そうだ。後世のため、手を加えない作は廃棄せずにどこかで保存して欲しい、アーカイブの上では。

それにしても、独特の存在感を示し、演技も上手い役者が、しばしば刑事犯になる。芸能の肥やしは、「妖」であり「怪」である。

腐食した土壌から良き芽が育ち、綺麗な花を咲かせ、豊かな果実をつけるものだが。現下の社会通年ではNG。「

「妖」や「怪」は作品の中だけに留めて欲しい。三島由紀夫は言ったいた。「もし作家にならなかったら犯罪者になっていただろう」。


by katorishu | 2019-03-13 11:31 | 映画演劇