カテゴリ:映画演劇( 568 )

アメリカ中間選挙で、民主党の女性議員が健闘。少し気をよくして、夕方、日比谷でマイケル・ムーア監督の映画「
b0028235_00004068.jpeg
華氏119」を見た。8割の入り。中間選挙に焦点を合わせたタイムリーな上映。
アメリカでの貧富の差は看過できないほど広がっている。
トランプ大統領の政策でアメリカの分断化が進み、ひどい事態に。
それに対して女性と若者がNOを突きつけた。さすがアメリカ、まだ民主主義の根っこは残っている。

by katorishu | 2018-11-08 00:01 | 映画演劇
2018-09-14
b0028235_22115040.jpeg
b0028235_22115040.jpeg
名古屋で行われた中部テレビ大賞の贈賞式に、放送作家協会を代表して出席。30歳前のTVディレクターのドキュメンタリー作品を対象にしたユニークな賞。大賞はNHK名古屋放送局制作の「そして"カワイイ”が生まれた〜内藤ルネ光と影〜」。戦後、日本の少女たちに夢と希望を与えたイラストレーターの生涯を浮き彫りにする。まだ26歳の笹井ディレクターの作品。
LGBTに絡んだ作で、巧みな展開に感嘆した。懇親会や勉強会まで付き合った。新しい才能が育ちつつある。ドラマも書くノンフィクション作家として、簡単な講演をした。
久しぶりの名古屋。味噌煮込みを食べられなかったのは残念だが、いい脳休めになった。

by katorishu | 2018-09-14 22:09 | 映画演劇
b0028235_00125330.jpeg
2018-09-13

紀伊国屋ホールで、こまつ座公演「マンザナ、我が町」を見て久しぶりに涙が出た。心から笑って泣いて癒される舞台は、そうそうお目にかかれるものではない。

井上ひさしの作劇術は凄い。鵜山仁演出も良く、土居裕子、熊谷真美等役者陣も抜群の演技。

太平洋戦争中、アメリカは日系人をマンザナの強制収容所に入れたが、この芝居は収容所 5人の女性が、所長のお仕着せの舞台に挑むという設定。井上作劇らしいドンデン、ドンデンがあり、小学校唱歌と浪曲を巧みに取り入れ、大衆演劇的手法で客を引き込む。カーテンコールが3回というのも異例。

昔、マンザナが舞台の1つとなる大河ドラマ「山河燃ゆ」の脚本(市川森一さんと共同脚本)を書いたので、是非見なくてはと思っていた。諸々追われている中、時間を作って見に行って良かった。お勧めの舞台です。


by katorishu | 2018-09-14 00:14 | 映画演劇
2018-08-19

スマホで老眼、更には失明する人が激増する、と警告を発する研究者がいる。青色の発光ダイオードなんとやらが目に悪さをするとか。メディアはスポンサーに配慮して、ほとんど取り上げない。仕事柄、目を酷使するので、他人事とは思えない。

本日も携帯パソコンとiPad、スマホ、それに資料類を入れた重いリュックを背負い、街をふらつき、「さすらいのライター」稼業。

複数のところから素材の提供を受け、映画のプロットを書いている。いずれもかなり面白い素材だが、外国がらみで時代設定も違うので、お金がかかりそう。安く見積もって5億から10億。

演劇的手法を取り入れれば3分の1程度で出来るのだが。

大正末期から昭和初期にかけて、無声映画と芝居を混淆させた「連鎖劇」なるものが流行ったのだが、今のプロデューサーのほとんどはその事実を知らない。たまに知っている人に出会うとハグしたくなる。



by katorishu | 2018-08-19 13:59 | 映画演劇
20180806
新作映画が公開されると、必ずと言って良いほど見る、数少ない映画監督にフランスのフランソワ・オゾンとウッディ・アレンがいる。2人の映画がいま有楽町界隈の映画館にかかっている。
どっちにしようか迷った末、オゾン監督の「二重螺旋の恋人」にした。
原作がアメリカの女流作家キャロル・オーツというのもいい。
脚本も書いたオゾン監督が大胆に脚色。性格が正反対の双子の精神科医を相手に禁断の関係にのめりこむ元モデルの女性。彼女の中で現実と妄想が混淆し、フランソワ.オゾン監督らしい衝撃の後半を迎える。大胆な省略で、説明をしない展開も、いかにもフランス映画。見終わって、粛然とした気持ちになった。
b0028235_23552622.jpeg

by katorishu | 2018-08-08 23:56 | 映画演劇
b0028235_23182979.jpeg
2018-07-25

資料類を整理してたら出てきたラジオの帯ドラマ「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」の脚本。月~金で何十回続いたか忘れた。チャッカリが星野知子、ウッカリが松金よね子で、斉藤晴彦や毒蝮三太夫らがレギュラー。

ご近所で起きる他愛ない出来事を笑いでまぶして聞かせる。元々は東宝映画の人気シリーズ。頭の23週書いて流れを作って、TVの連ドラが入ったのでサヨナラしたと思っていた。

ところが、後半また復帰していたのだ。

記憶に ない。一話完結のユーモアコメディで、伸び伸びと書いた記憶はあるが。


by katorishu | 2018-07-24 23:18 | 映画演劇
b0028235_11100948.jpeg
2018-07-15

遅まきながら、カンヌ映画祭パルムドール賞受賞の「万引き家族」を見た。万引きを生業としている一家を個性的に、陽気に、生き生きと描いていて、批判精神もたっぷりで、さすが是枝監督と思った。

家族といってもありきたりの家族構成ではなく、普通の家族生活からはみ出した寄せ集めの擬似家族で、世間常識から見たらとんでもない人たちだ。

なかでも、夫のリリーフランキーの妻を演じる安藤サクラの演技とも言えない演技に感嘆した。天性の役者なのだろう、彼女の一見アッケラカンとして、たくましく、陽気で、なんとかなるさという演技には、ラテン的笑いが込められていて、心地よくもある。

安藤サクラの演技を見るだけで得をした気分になる映画。「日本バンザイ」が大好き好きな人には、なんでこんな日本の恥部を世界に発信する作品を創りそれを褒めるのか、と訝るひとが人がいるかもしれないが。

こういう作品も作る事が出来る、それが映画である。TVドラマでは企画の段階でボツにされる。


by katorishu | 2018-07-15 11:11 | 映画演劇
2018-06-16

昔、脚本を書いたサスペンスドラマ「晩餐会」がYouTubeにアップされていた。栗原小巻主演。森瑤子原作。

誰が投稿したのか知らないが。こういうドラマも書いていたんだ。


b0028235_17042237.jpeg
b0028235_17042237.jpeg


実は、この作品、原作者と脚本家の肌があわず、脚本家交代ということになり、時間があまりないけど、香取さん、書いて欲しいと旧知のP。

森瑤子さんは当時超売れっ子作家。一つ注文をつけてきて、ドラマ内で使う赤ワインはここのワインをと銘柄を指定。あとで聞いたら、ワインの輸入に関わっているお友達がいて、そこで売りたかったワインであると。(笑)。台詞に銘柄を入れたかどうか記憶にない。

バブル末期のころか。相手役は近藤正臣さん、小巻さんともども脚本にはいっさい注文をつけてこなかったと記憶している。


by katorishu | 2018-06-16 17:05 | 映画演劇

2018-05-27

あの名作「ブリキの太鼓」を撮ったフォルカー・シュレンドルフ監督の是非撮りたかった、大人の恋愛映画。白でも黒でもない、グレーゾーンともいうべき、微妙な感情の襞に触れて、みずみずしい。

主人公の男が小説家という立ち位置も良い。

「やって後悔するか、やらずに後悔するか」「後悔をいうのは簡単で、過ぎたことが重要なんだ」という冒頭の台詞が後半重い意味を持ってくる。深みのある恋愛劇で、ハッピーエンドでないのも良い。



by katorishu | 2018-05-27 11:07 | 映画演劇


2018-05-09

昨日、こまつ座121回公演「たいこどんどん」を紀伊国屋サザンシアターで見た。演出はラサール石井氏。こまつ座での初演出とか。始まるまえ、関係者に紹介されラサール氏と立ち話。従来のこまつ座のお客さんにどう受け取られるか、興味深いとラサール氏。

幕末の江戸の、太鼓持ちと金持ちの若旦那の道中記といったもの。井上ひさし特有の「風刺」はやや少なめだ。ラサール石井演出は、ラップを入れるなどして歌と踊りに趣向を凝らし、エンタメ性をより濃く打ち出した。

こまつ座は最近、鵜山仁演出が圧倒的に多く、従来路線にそった趣向を凝らしてきたが、ラサール演出はセット1つとってもかなり趣が違う。笑わせどころを心得ていて、さすが元テアトルエコーの団員だけあってサービス精神旺盛。主演は落語家の柳家喬太郎。懸命の力演。

僕の好みとしては鵜山仁演出かな。キャスティングの違いもあるが。


by katorishu | 2018-05-09 13:25 | 映画演劇